ニキビとは

肌の基本構造としくみについて

皮膚は大きく分けて外側から、表皮・真皮・皮下組織の3つに分けられます。
表皮では、古い細胞を新しい細胞が押し上げるようにして新陳代謝(ターンオーバー)が繰り返されています。

表皮 表皮の厚みは0.1~0.3mm程度で、外部の刺激から肌を守る役割を持っています。
表皮は表皮細胞(ケラチノサイト)、メラニンを生成する色素細胞(メラノサイト)、アレルギーに関係するランゲルハンス細胞の3種類の細胞が詰まっています。
ここでは常に新しい細胞が生成されて、古い細胞は徐々に表面へと押し上げられることで新陳代謝が行われています。
真皮 真皮の厚みは2~3mm程度と、表皮の約10倍の厚みがあります。
コラーゲンとエラスチンと呼ばれる繊維細胞から出来ています。
その周囲にはヒアルロン酸などがあり、肌のハリや弾力を保つ役割を持っています。
皮下組織 皮下組織は脂肪を多く含み、外からの衝撃をクッションの様に受け止めることや、体温を調整する働きを持っています。
また、表皮と真皮へ供給するための栄養を蓄えています。

ターンオーバーの働き

ヒトの細胞は神経細胞を除いて、一定周期で細胞が新しく生まれ変わっています。
皮膚の細胞も同じく、一般的に健康的な肌は約28日間の周期でこのサイクルを繰り返しており、このサイクルがターンオーバ-と呼ばれています。

細胞分裂は表皮の一番下にある「基底層」で始まり、細胞分裂を繰り返しながら古い細胞は徐々に表面へ押し上げられていきます。
この押しあげられた細胞が一番上の各層に達すると、核の無い「角化」を起こします。その後さらに上層部へと押し上げられて、一番外側からは垢となって剥がれ落ちます。

ターンオーバーは周期が遅くても早くても肌のトラブルを引き起こします。
ニキビ肌のケースは、ターンオーバーの周期が遅くなっていると考えられます。

アクネ菌について

毛穴に溜まった皮脂をそのままにしてしまうと、その皮脂を栄養としてアクネ菌が増殖します。
アクネ菌の出す酸素が皮脂や垢汚れを酸化し、炎症を起こします。

アクネ菌はどなたの肌にもいる常在菌で、ブドウ球菌と並び肌には一番多く存在している菌です。
この菌は空気に触れることを嫌い、脂肪を好むため角質肥厚により毛穴が詰まってしまった状態では増殖の場になります。

アクネ菌が大量に増殖してしまうと炎症が進み化膿し、肌の深部にまで影響するようになります。
この状態まで炎症が進むと、症状が落ち着いたあとでも肌の表面に凹凸ができてしまいます。

皮脂について

皮脂とは、皮脂腺から分泌された脂腺脂質が、皮膚表面で角質細胞由来の表皮脂質と混じることで表面脂質となったものを指します。

皮脂腺から分泌された直後の脂質は中性ですが、バクテリアなど微生物の出すリバーゼと呼ばれる物質が、脂質に含まれるトリグリセライドを分解することで脂肪酸になります。

ニキビなどの皮膚トラブルは、この脂肪酸が原因と考えられています。